ミリングユニットM6 テレスコーパーブランクチェンジャー
医療機器届出番号:14B1X90003ZZ0066
革新と進歩 – 私たちの原動力
変化のスピードが加速する今、時間はこれまで以上に貴重な資源です。だからこそ、私たちは固定観念にとらわれず、新しい可能性に目を向け、既存の戦略やアプローチを継続的に見直し、最適化を続けています。
私たちの目標は、画期的な技術革新によって歯科ワークフローの自動化を推進し、快適性と効率の両面から現場を支えることです。
そしてミリングユニットM6テレスコーパーブランクチェンジャーは、まさにその要件に応えるために開発されました。工程の自動化を通じて日々の作業負担を軽減し、ユーザーが本当に注力すべきもの――クラフトマンシップ(技工の本質)に集中できる環境づくりをサポートします。
多彩な構成オプション
ミリングユニットM6
ブランクチェンジャーおよびブランクストレージを追加し、アップグレードすることが可能です。
ミリングユニットM6テレスコーパーブランクチェンジャー
(ブランクストレージ16)
ミリングユニットM6テレスコーパーブランクチェンジャー
(ブランクストレージ 60/70/ 80 )
ミリングユニットM6テレスコーパーブランクチェンジャー× 2 + ブランクストレージ 60/70/ 80
ミリングユニットM6テレスコーパーブランクチェンジャー × 3 + ブランクストレージ 60/70/ 80
最大高さ40mmのディスク4枚と最大高さ30mm のディスク12枚まで、合計16枚収納可能
最大高さ40mmのディスクを60枚まで収納可能
最大高さ40mmのディスクを40枚と最大高さ30mmのディスク30枚まで、合計70枚収納可能
最大高さ20mmのディスクを40枚と最大高さ30mmのディスク60枚まで、合計80枚収納可能
特徴
ミリングユニット本体はコンパクト設計でありながら、ブランクストレージは構成を柔軟に選択でき、最大16枚、または要件に応じて最大60枚/70枚/80枚まで管理できます。ストレージ内のディスクはソフトウェア上で監視・制御が可能です。インテリジェントなソフトウェアがディスクを最適なスロットへ自動で割り当てます(例:ドライ加工用ディスクを、ウェット加工中のディスクより上段に配置)。必要に応じて、割り当てを手動で行うこともできます。各スロットにはLEDステータス表示が組み込まれており、状態をひと目で確認できます。色によって、ディスクの挿入・取り出し、補正などの対応が必要かどうかを明確に示します。
ブランクチェンジャーは、ディスクをストレージとオービット間で自動搬送し、ディスク交換を自動化します。さらに、統合された ToF(Time of Flight)センサーが、ストレージ内のディスク有無と空きスロット状況を監視します。多様な歯科材料はもちろん、色調やディスク高さの異なる修復物も、手作業の中継工程なしに自動で連続製作できるようになります。付属のキャリブレーションディスクを用いることで、ブランクチェンジャーはストレージ内でのディスク位置を記憶し、ストレージとオービット間の距離を算出。ディスクの移載を安全かつ安定して行えるよう設計されています。
ディスクやホルダーを自動でクランプ/アンクランプする機構を搭載し、加工工程の自動化をさらに一段進めます。ディスク交換や固定の手間を抑え、連続加工をスムーズに行える設計です。オービット径は Ø 125 mm。95 mm/98 mm/106 mm/125 mm の各サイズのディスクに対応します。とくに Ø 125 mmディスク は、追加のディスクホルダーを使わずにセットできるよう設計されています。
新開発のパフォーマンススピンドルを標準搭載しました。専用設計の永久磁石同期モーター(PSM)※により、最大200 N·cmの高トルクを発揮し、回転数は6,000~40,000 rpm、最大出力2.5 kWを実現しています。低回転域でも十分なトルクを確保できるため、金属やレジンの加工で特に有効です。材料や加工条件に適した回転数を維持しやすく、結果としてバー摩耗の抑制、スピンドルの長寿命化、加工面の品質向上に貢献します。
※永久磁石式同期モーター (Permanent Magnet Synchronous Motor)は電機子巻線を固定子、回転子(ロータ)に永久磁石を使用した回転界磁形のモータ。 界磁電流が不要なため界磁損失がなく、低損失・高効率です。
加工室とは別にミリングバー専用のチャンバーを備えています。切削粉の影響を受けにくい構造のため、ミリングバーを清潔に保ちながら運用でき、内部には自動ツールチェンジャーも搭載しています。ミリングバーは30本収納のマガジン×2基で管理し、最大60本まで整理して保管できます。さらにQRコードスキャナーが、加工の前後やツール交換のたびにミリングバーを自動チェック。ミリングバーの種類に加えて、欠け・損傷の可能性も確認します。ミリングバーの摩耗状況は、本体のタッチスクリーンからいつでも確認できます。
ディスクをストレージに入れ、加工データを作成して本体へ送信すれば準備は完了です。あとは全自動ブランクチェンジャーが工程を自動で進め、材料交換や段取りにかかる手間を抑えながら、連続加工をスムーズに行えます。さらに、自動洗浄・乾燥機能に加え、手動清掃用のクリーニングキットや、レジン切削片の静電気を除去して付着を抑えるイオナイザーを備えています。加工室内の切削粉の付着や切削片の蓄積を抑え、日常の管理もしやすくなります。
新開発のスイングドアを採用しました。前面のサービスアクセスから主要部品へスムーズに手が届くため、日常の点検・メンテナンスを短時間で、無理なく行えます。スピンドルのボールねじやリニアレールなどの保守でも、従来のようにカバーやパネルを取り外す必要がなく、作業時間を大幅に削減できます。
| 重量 | 220 kg (180 kg 本体 + 40 kg ブランクストレージ) |
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| 幅 | 109 cm (+ 14 cm クリーニングキット) |
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| 高さ | 69 cm |
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| 奥行 | 80 cm(バキュームユニット含む) |
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| パネル | 強化ガラス ISO 12150(強化ガラス国際規格) |
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| 消費電力 | 2000 W |
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| 電源電圧 周波数 | 100 – 240 V~; 50 – 60 Hz |
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| 加工軸 | 5+1 |
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| ブランクチャンジャー軸 | 2+2 |
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| ツールチェンジャー | 全自動 |
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| ミリングバー収納本数 | 最大60本 |
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| スピンドル | 永久磁石式同期モーター: 6.000 - 50,000 rpm |
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| スピンドル最大出力 | 最大 2,5 kW |
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| スピンドル トルク | 20 - 200 Ncm 最大 |
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| ブランクストレージ | 16 or 80 枚 (要アップグレード) |
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| ディスク管理 | 光学検出による自動ディスク管理 |
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| 対応ディスクØ | Ø 95 mm, Ø 98 mm, Ø 106 mm, Ø 125 mm |
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| 加工角度 A/B軸 | ± 30° |
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| ミリングバー/チャック直径 | Ø 6 mm |
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| ミリングバー全長 | 最大60 mm |
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| 測定精度 | ± 0,001 mm (1 μ) |
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| ミリングバー摩耗検出 | 自動 |
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| 圧縮空気 | 6.5-9 bar、6.5 bar120L/min、最大 400L/min (加工スペース清掃時) |
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| モーター | エンコーダ付きブラシレス(X軸デュアルエンコーダ) |
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| ノイズレベル | < 60 dB |
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| 直線軸解像度 | ± 0,001 mm (1 μ) |
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| 回転軸解像度 | ± 0,00045° = ± 0,00000785 rad |
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| ミリングバー管理 | 自動 |
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