デジタルで設計した模型を、そのままラボ用咬合器へマウントするための最後のピース
個別義歯の製作で、アナログ工程とデジタル工程を同期する最後のピースが整いました。
ジョーポジショナーを用いれば、バーチャルアーティキュレーター上でマウントした患者模型を、短時間で1:1のままラボの咬合器へ移行できます。
上顎模型を正確に位置決めするため、患者ケースのデジタルデータに基づいてジョーポジショナーを切削加工します。加工時間は10分未満です。作製後はプレーンポジショナーを用いて咬合器上に正しく固定し、上顎模型をセットして石こうまたはジョーポジショナーでマウントします。
咬合器にマウントすることで、デジタル上で計画した補綴物を手元で確認し、必要に応じて手作業で微調整できます。調整が入った場合でも、その変更はすぐに再デジタル化可能です。
従来のように石こう模型を手作業でマウントする方法は、手間がかかるだけでなく、精度や再現性にばらつきが出やすい点が課題でした。本ワークフローでは、咬合器内での模型の位置に左右されることなくスキャナーで模型をデジタル化し、Zirkonzahn.Scanソフトウェア上で数クリックでマウントを行えます。さらに、フェイスハンターによる3D顔貌スキャンに加え、写真やX線画像などの情報も併用することで、臨床情報に即した咬合器マウントが可能です。
また、ジョーポジショナーをワークフローに組み込むことで、患者データが口腔内スキャンデータのみの場合でも、ミリングまたは3Dプリントした模型を自然な位置関係のまま咬合器へマウントできます。
Zirkonzahn.Scan:4623.3以降
Zirkonzahn.Nesting:6243(※ご要望に応じてインストール)
Zirkonzahn.Fräsen:3751以降
乾式加工に対応
対象:Zirkonzahn製ミリングユニット全機種
使用ミリングバー:CAD/CAM PMMA Premium ミリングバー
商品コード:ZBAC3501
CAD/CAMによるポジショニングパターン製作を目的に、あらかじめ最適な形状設計が施されたディスク。
商品コード:ZBAC3511
Zirkonzahnミリングユニットのオービットに、ジョーポジショナーを固定するための専用フレーム。
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